ぶだう
この名を聞いてピンときた人もいるだろう
いや、いないと思う。
『ぶだう』とは、うちの会社の近所にある
喫茶店の名前だ。
正確には『葡萄(ぶどう)』というのだが、
尊敬と皮肉を込めて『ぶだう』と呼んでいる。
もっと正確に言うなら呼んでいたというべきか…
この店のすごいところはコックがいるところだ。
カランコロンカラーンと一度ドアをくぐれば、
30センチはあろうかというコック帽を被った初老のちっさいおっさんが
「うぃらっしゅわいますぅえぇぇぇ~」
と金切り声で出迎えてくれる。
おそらく夫婦で営んでるのであろう。
席につくと奥からオバハンがお手拭きとお冷やを持ってくてくれる。
とびきり臭いおしぼりだ。
おすすめのメニューは日替わりランチだ。
なぜおすすめかというと、オバハンが勧めてくるからだ。
たしかに550円となかなかリーズナブルだ。
ただサラダが酸っぱかったりするから、そういうときは容赦なく残す。
極めつけは食後のコーヒーだ。
ふつうの喫茶店ならランチを食べればプラス100円ぐらいでコーヒーを飲めるものだが、この店はしっかり350円とる。
せっかく安いランチもコーヒーを合わせると800円だ。
こういうのを台無しと呼ぶのだろう。
そうそう最初に
「『ぶだう』と呼んでいた。」
といったのには訳がある。
今日、その『ぶだう』の前を通ったら、
見事に潰れていたからだ。
あうー
不景気の煽りがこんなところまで…
もうあの
「うぃらっしゅわいますぅえぇぇぇ~」
が聞けないと思うとちょっと泣いた。
まぁ
2回しかいったことないけど。
この名を聞いてピンときた人もいるだろう
いや、いないと思う。
『ぶだう』とは、うちの会社の近所にある
喫茶店の名前だ。
正確には『葡萄(ぶどう)』というのだが、
尊敬と皮肉を込めて『ぶだう』と呼んでいる。
もっと正確に言うなら呼んでいたというべきか…
この店のすごいところはコックがいるところだ。
カランコロンカラーンと一度ドアをくぐれば、
30センチはあろうかというコック帽を被った初老のちっさいおっさんが
「うぃらっしゅわいますぅえぇぇぇ~」
と金切り声で出迎えてくれる。
おそらく夫婦で営んでるのであろう。
席につくと奥からオバハンがお手拭きとお冷やを持ってくてくれる。
とびきり臭いおしぼりだ。
おすすめのメニューは日替わりランチだ。
なぜおすすめかというと、オバハンが勧めてくるからだ。
たしかに550円となかなかリーズナブルだ。
ただサラダが酸っぱかったりするから、そういうときは容赦なく残す。
極めつけは食後のコーヒーだ。
ふつうの喫茶店ならランチを食べればプラス100円ぐらいでコーヒーを飲めるものだが、この店はしっかり350円とる。
せっかく安いランチもコーヒーを合わせると800円だ。
こういうのを台無しと呼ぶのだろう。
そうそう最初に
「『ぶだう』と呼んでいた。」
といったのには訳がある。
今日、その『ぶだう』の前を通ったら、
見事に潰れていたからだ。
あうー
不景気の煽りがこんなところまで…
もうあの
「うぃらっしゅわいますぅえぇぇぇ~」
が聞けないと思うとちょっと泣いた。
まぁ
2回しかいったことないけど。