今日はニュースから。
「大人になったから理解できる! 小さいころに言われたアノ言葉」
って言うてますけど、その中に
「話は目で聞け!」ってのがありまして。
要するに、話してる相手の目を見ろってことなんでしょうが、
この言葉であることを思い出しました。
あれは、僕が大学2年の4月ぐらいの話。
当時、部活に明け暮れていた僕は、
「深夜に入れて、あんまり忙しくなさそうで、そこそこ時給も良いところ」
なんて、なんとも社会を舐めた目線でバイトを探していた。
そんな中、大学の近くの和食チェーン店に面接に行くことに。
大学の近くにあるのに、一度も行った事がなかったから、
きっと暇な店なんだろうって、
心理捜査官草薙葵ばりのプロファイリングで面接に臨んだんですが、
出てきた店長が完全にカタギではない。
僕の陳腐なボキャブラリーでは的確に言い表せないのですが、
別にパンチパーマだったとか、
襟元に桜吹雪がチラ見してたとかじゃないねんけど、
なんか迫力がすげーの。
負のオーラ背負ってるつーか、
社会不適合者ですが何か?みたいな。
もう帰りたい。
ってなった。
初めて母に連れられて幼稚園行った日みたいになった。
もうね、眼力(めぢから)半端ねーの。
「一瞬でも目を逸らすと殺られる。」
悟ったね。完全に悟った。
オッス!オラ孫悟った。
こんな店でバイトしてたら、末は極道か監獄かである。
この歳でこんなオッサンと兄弟の盃をかわしたら、
気持ち悪くてその場で吐いて、ソッコーで小指がなくなりそうだ。
卒なくこなして、体よく断ろう。
そう決めた僕はとりあえず、
ヤクザ店長に終始満面の笑みを返し続け、
面接を滞りなく進めていった。
しかし、面接が進むにつれ大きな問題が浮上した。
5月のゴールデンウィークを間近に控えていたため、
なるべくその期間は入ってほしいとのことであった。
机の下で僕の右手が、
往年の桑田ばりの小さなガッツポーズを繰り出したのは
想像に難くない。
ゴールデンウィークは部活の交流戦なんかがあって忙しいこと。
(レギュラーでも無いのに)その試合に選手生命を賭けていること。
あること無いことを言って、
僕をバイトに雇ってもらうのはやめといた方がいいことを
暗にほのめかしてみた。
するとどうだろう、
こども店長の表情が曇ってゆくではないか。
そうだ。僕を雇うのはやめたまえ。
そして解放してください。
次の瞬間、清史郎くんの口から思わぬ言葉が、
「君みたいにしっかりと目を見て話す若者は久しぶりだ。
君さえよければいつでも来たまえ。」
えー!
何それ!?むっちゃカッコいいやーん。
むしろそれ言いてー。
人生で一度は言いてー。
タクシーに乗り込んで、
「前の車を追ってください!」
ってぐらい言いてー。
『声に出して言いたい日本語2004』
最優秀グランプリに輝いたのは、
「君みたいにしっかりと目を見て話す若者は久しぶりだ。
君さえよければいつでも来たまえ。」
です!拍手ー!!
ってなる。
その言葉に不覚にもちょっとドキっとしてしまった僕は、
もう少しでカタギの道を踏み外すところだった。
結局その店に行ったのは、
4年間の学生生活でその時ただ一度だけ。
小指があるおかげで、今日も軽快に日記が書けました。
大人になったから理解できる! 小さいころに言われたアノ言葉
http:// news.mi xi.jp/v iew_new s.pl?id =100426 2&media _id=60
「大人になったから理解できる! 小さいころに言われたアノ言葉」
って言うてますけど、その中に
「話は目で聞け!」ってのがありまして。
要するに、話してる相手の目を見ろってことなんでしょうが、
この言葉であることを思い出しました。
あれは、僕が大学2年の4月ぐらいの話。
当時、部活に明け暮れていた僕は、
「深夜に入れて、あんまり忙しくなさそうで、そこそこ時給も良いところ」
なんて、なんとも社会を舐めた目線でバイトを探していた。
そんな中、大学の近くの和食チェーン店に面接に行くことに。
大学の近くにあるのに、一度も行った事がなかったから、
きっと暇な店なんだろうって、
心理捜査官草薙葵ばりのプロファイリングで面接に臨んだんですが、
出てきた店長が完全にカタギではない。
僕の陳腐なボキャブラリーでは的確に言い表せないのですが、
別にパンチパーマだったとか、
襟元に桜吹雪がチラ見してたとかじゃないねんけど、
なんか迫力がすげーの。
負のオーラ背負ってるつーか、
社会不適合者ですが何か?みたいな。
もう帰りたい。
ってなった。
初めて母に連れられて幼稚園行った日みたいになった。
もうね、眼力(めぢから)半端ねーの。
「一瞬でも目を逸らすと殺られる。」
悟ったね。完全に悟った。
オッス!オラ孫悟った。
こんな店でバイトしてたら、末は極道か監獄かである。
この歳でこんなオッサンと兄弟の盃をかわしたら、
気持ち悪くてその場で吐いて、ソッコーで小指がなくなりそうだ。
卒なくこなして、体よく断ろう。
そう決めた僕はとりあえず、
ヤクザ店長に終始満面の笑みを返し続け、
面接を滞りなく進めていった。
しかし、面接が進むにつれ大きな問題が浮上した。
5月のゴールデンウィークを間近に控えていたため、
なるべくその期間は入ってほしいとのことであった。
机の下で僕の右手が、
往年の桑田ばりの小さなガッツポーズを繰り出したのは
想像に難くない。
ゴールデンウィークは部活の交流戦なんかがあって忙しいこと。
(レギュラーでも無いのに)その試合に選手生命を賭けていること。
あること無いことを言って、
僕をバイトに雇ってもらうのはやめといた方がいいことを
暗にほのめかしてみた。
するとどうだろう、
こども店長の表情が曇ってゆくではないか。
そうだ。僕を雇うのはやめたまえ。
そして解放してください。
次の瞬間、清史郎くんの口から思わぬ言葉が、
「君みたいにしっかりと目を見て話す若者は久しぶりだ。
君さえよければいつでも来たまえ。」
えー!
何それ!?むっちゃカッコいいやーん。
むしろそれ言いてー。
人生で一度は言いてー。
タクシーに乗り込んで、
「前の車を追ってください!」
ってぐらい言いてー。
『声に出して言いたい日本語2004』
最優秀グランプリに輝いたのは、
「君みたいにしっかりと目を見て話す若者は久しぶりだ。
君さえよければいつでも来たまえ。」
です!拍手ー!!
ってなる。
その言葉に不覚にもちょっとドキっとしてしまった僕は、
もう少しでカタギの道を踏み外すところだった。
結局その店に行ったのは、
4年間の学生生活でその時ただ一度だけ。
小指があるおかげで、今日も軽快に日記が書けました。
大人になったから理解できる! 小さいころに言われたアノ言葉
http://